見ちゃった、硫黄島の今日のドラマ。切ない・・・
昔っから戦争物は、見た後にものすごーーーく深刻になるの分かってるから、
避けようって思うのに、なぜか大体見ちゃうんだよう~。
さかのぼればその昔、
『ミス・サイゴン』の時も
(今は亡き、
本田美奈子の回だった・・)
ヴェトナム戦争の話だって知って、行きたくない!ってゴネたけども、結局観たし。
いたたまれなくなるの分かって、でも見てしまうんだよな。
内容については、敢えてとりあげることはしないです。
でも、ほんとに本当に、今からたった数十年ぽっち前の、同じ日本だとは思えない。
今と何もかもが違いすぎて、単なる‘歴史’としか見れない人、多いんじゃないかな?
なかでも一番違うのが、う~ん、なんていうんだろ・・・。生活態度がそもそもまるっきり別物。
いろんな情報で、残された記録とか手紙とか証言とか見るけど、
家族・両親・夫婦の間の感情の形・大きさ・表し方が、今とは全然違うなあって。
ほんとに家族を大事に思ってて、お互い支えになってて、言葉には出さないけど絆が強いの。
あとは目上の人とか、上官とかに対する忠誠心にいつも頭が下がります。
もちろん、当時は暴君のような父親とか、上司だっていっぱい居たとは思います。今より全然。
行き過ぎた愛国心・徹底した監視網の中で、息が出来ない人もいたでしょう。
思うに、育ってきた環境が、現代とはまったく異なっているのよね。
同じ
日本人って言えるのかな?ってくらいに、違う価値観で生きていた彼ら。
私は、
自分を犠牲にしてとか
愛国心とか、そんな一概に否定する必要はない気がするのだけど。
戦争が無かったら、あのまま、慎ましい幸せを大事に生きてくことができたのかしら。
こーいうこと語りだすと延々といっちゃいそうなので、この辺で。
当時出征していた人は、それこそ極限の中で、水も食料も無かったりで、
爆撃機相手に最後は剣や竹やりで立ち向かったりしてまで、
『祖国の為』と戦ってきた人たちは、自分が守ろうとした今の日本を、果たしてどう思うのか。
そして今、同じことが起きたら、絶対に同じ展開にはならないでしょうね。